ヘリ革交換1
修理界の大関
皆さんグラブ弄ってますか~?
私は今日も弄ってますよ~(^_^)
さて、本日のご依頼は、使い込んだ愛用グラブのリフレッシュに
「ヘリ革交換お願いします!」
との事です。
ヘリ革交換、知る人ぞ知る修理界の大関であります。
なんせ、手口周り全てにヘリ革を付けるのですから大事ですよ、ちょいとそこのあなた様!
ヘリ革交換は本当に難しい修理の一つでして、個人的には平裏交換の次に難しいと思っております。
さらに言えば新品グラブを作る時に付けるヘリ革より修理で付けるヘリ革の方が難しいと思います。
それは何故か?突然の三択クイズですぞ。
1既にミシン穴が開いているのでそれに合わせて縫わなければならない
2メーカーが意地悪してヘリ革を送ってくれない
3実はハミ出しだった
さぁ、正解は~、ドゥルルルルルルルルルゥ~
ジャン!
1番のミシン穴が開いているでしたぁ(^^)
………
地道にコツコツと
さて、一口にヘリ革交換と言っても二種類の作業があります。
一つは古いヘリ革を外す作業。
もう一つは新しいヘリ革を付ける作業です。
で、私の場合、先の尖ったカーブバサミで外していくのですが、愛用のハサミの先がすり減って丸みをおびてしまっています。
なのでチョキンと切るとゆうより引きちぎるような感じで切らなければならず非常~に時間がかかります。
安物をもう、かれこれ10年以上使っているので寿命かな?
今度金物屋でも覗きますか(^_^)
で、切れないハサミでコツコツと糸を切って行くとスカッとヘリ革が外れます。
ヘリ革を外すと購入当時のカラーが鮮明に表れます。
すごく鮮やかですね(^_^)
スカッと清々しい気分のまま新しいヘリ革を装着していきます。
ヘリ革はヘリ革のヘリが見えないように取り付けます。
で、こんな風に裏にした状態で一旦縫って、本体に巻き付けた後、仕上げ縫いをします。
この最初の縫いと仕上げ縫いの二回とも既存の縫い跡に合わせて縫っていきます。
しかも、以前報告した通り私は手廻し縫いなので左手の親指と人差し指でヘリ革をグラブ本体に密着させつつ右手でハンドルを廻して縫います。
はっきり言って指がもう限界なので近日中にモーター付けます!
付けよう付けようと言いながら実は軽く五年は経ってますが今回は本気です!
いや、もうモーター買ってます!
付けるんです!
まとめ
ヘリ革交換はなかなか大変な作業ですがビフォーアフターの差が凄く、「やって良かった」と言ってくれる率の高い作業なのでやりがいがあります。
今回もこんなにキレイになりました。
グラブ本体は綺麗なのにヘリ革がぼろぼろだとゆう方は一度ご相談ください。
満足度は高いですよ(^_^)
ご清聴ありがとうございました。
またお会いしましょう。
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