キャッチャーミットのオーバーホール
状態は良くは無い
皆さんグラブ弄ってますか～？
私は今日も弄ってますよ～(^^)/~
さて、本日ご紹介のブツは
ミズノのキャッチャーミットです！
クッタクタのバッサバサですw
こんなので「気合い入れてコイヤー！」
つってもピッチャーこないのでオーバーホールスタート！
まずは紐を外して内部をチェックしますが希望の光は見えてこず・・・
よく見ると小指掛けも無いし親指掛けもほぼ切れてます状態
特にひどいのは捕球面と背面を繋いでいる部分の大穴です
これはボールがよく当たる部分なので縫っても再度破れるから意味がありません
ここは捕球面と背面を縫い合わせる方法をやめて一旦バラバラにします
捕球面をリペア
こんな感じなので、破れている部分をカットし染色しました
もちろん、ガサガサしていた部分は企業秘密の滑らか加工を施します
この加工を施すことで強度もUPし、破れを防止出来ます
軽く塗装しただけですがこれだけでもずいぶん印象が変わりましたね(^^)
背面をリペア
続いて背面側もリペアしていきましょう
特にひどいのは小指の付け根付近です
汗をかいた後、メンテせずグラブ袋に入れ続けるとこうなります
グラブの一番の敵は「汗」なので気を付けましょう
普通は革を当てて縫うのですが朽ち果てた面積が大きすぎて縫いによるリペアは不可能と判断
革を丸ごと交換してしまいます
一部交換でいけると当初は思っていましたが指カバーにも破れを確認・・・
さらに平裏部もザラザラ、ひび割れ状態・・・
う～ん・・・
全部外して滑らか加工じゃｵﾗｵﾗｵﾗｵﾗ~
手入れ感が鬼良くなった！
で、寸法とって切り出した革を愛用のハッポウミシンでバリバリ縫っていきます
ダサかったラベルも外して工房になぜか転がっていたラベルを
ちょっと流行っている位置にそっと縫い付け
背面の完成です(^^)/~
今思えば中指のスプリット加工も無しで一枚物の背面にすれば良かったけど途中で予定が変わったのでまぁ仕方ないですね
テクニックがあれば王冠加工も可能だなとチラっと思ったけどテクニックが無いのでテクニックをつけたいです
仕上げ加工
その後、あーして、こーして、こーなって、
完成しました！
まとめ
ヘリ革をつけて皮紐と通したら完成しました。
人差指が出る部分ががちゃがちゃするのが嫌なので一切何もつけずに外からは見えない指袋内にクッションを入れています。
廃棄予定のグラブやミットにサブというセカンドライフを与えてみてもいいんじゃないでしょうか？
ご清聴ありがとうございました
またお会いしましょう