破れ修理 ポケットウェブ下編
革質の問題
皆さんグラブ弄ってますか~?私は今日も弄ってますよ(^^)/
さて、本日のご依頼は捕球面の破れ修理です。
ウェブと本体を繋ぐ革紐を通す部分が破れてしまいました。
穴から穴までちょうど革紐の真下辺りに亀裂が入っていますね。
それではいつも通りスササササァ~と忍者の如く素早く修理してしんぜよう(^_^)/
今回は裏から革を当てるパターンでいこうと思います。
まずは、恒例のグリス除去です。
だいたい革が破れるくらい使ったグラブはグリスも水分が飛んで中はスカスカなのですがこのグラブは結構グリスが残っていました。
グリスが残っているとミシンが、とゆうか縫い糸や針が粘り気に負けてしまってうまく縫えません。
なので徹底的にグリスは除去するのですがここで問題発生です!
最近よくある、中に一枚革を入れるタイプのグラブだったのですがそれにもグリスがべったり付いていたのでなかなかグリスを除去出来ません。
グリスを取ろうと愛用のマイナスドライバーでぐりっとやると革がグニャっと逃げて全然取れません!
あらまぁ(^_^汗
仕方がないので左手で革を押さえてやりましたが手がべったべたです。
このグリス石鹸では粘りが取れないので極力触りたくないのだけれども仕方ありません。
で、しっかりグリスを除去したら革を用意します。
今回は革と革を繋ぐだけなのだヘリ革でいきました。
早速綺麗になったポケット内部に革を仮止めします。
こうなると後は愛用のミシンでダダダダダ~っと縫えば破れ修理完了です!
革紐を通せば修理痕も目立たずいい感じです。
今日の修理もGoodです(*´・ω・`)b!
大問題発生
実は全然Good、じゃないんです!
実は私の愛機「八方ミシンDI-4A」が、
動かなくなりました。
少し前からハンドルを回す度に
ガクゥ~、ガクゥ~んと、引っ掛かるような違和感を感じてはいましたがすぐに直っていたので今回もそんな感じかなと思っていたら・・・
ガギギ~、ギギギ~、グギギ~、ゲギギ~、ゴギギ~
となって最後は全くハンドルが回らなくなりました(TT)
バラせる所は全部バラしていろいろやってみましたが全く症状は変わりませんでした。
結構単純な構造なのですが見えない所があり、その辺が怪しいのですが手を出すと取り返しが付かない予感がしたので諦めてプロに修理してもらうことにしました。
そのご相手は皆さんご存知の八方ミシン工業社長安田勇夫氏であります。
今年の5月、東京まで伺いミシンの調整方法などを指導していただいた時から勝手にミシンの師匠と決めています。
あの時は「高松から来ました!」と、言うと
「ほ~、浜松から。天竜川の方に知り合いがおります」
と、言われ、私は私で、浜松と言われたのを高松と聞き間違え、地元に天竜川って、あったっけ?
と、話が全く噛み合わずお互い???になって爆笑したのを思いだします。
社長さん、あの時はありがとうございました。
そして愛機をよろしくお願いいたします( ノ_ _)ノ
しばらくはミシンが使えず業務に支障をきたす事は間違いありませんが15年以上働き続けてきたのでたまにはノンビリ里帰りさせてあげるのも悪いもんじゃないかな(^_^)
社長曰く、
「修理すればまた5年、10年、20年、使えますよ」
との事なので帰って来たらまた頑張って貰いましょう。
今年最後のミシン修理もGoodでした!
それではまたお会いしましょう!
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