小指掛け追加
届く
皆さんグラブ弄ってますか?私は今日も弄ってますよ~(^^)/
さて、本日のご依頼は「指が短いキッズの為に小指掛けを追加して欲しい」とのご依頼です。
当て捕りならいいけど掴み捕りに小指掛けは「ワン ノブ ザ モースト イッポ~タントゥ パーツ」なのであります。
では、どうするのかというと方法は二種類あるのです。
一つは既存の小指掛けの結び目を作る二本の紐を手首側にずらして引っ張り出す方法。
これ穴を開ける必要も無く効果絶大なのでおすすめです。
もう一つは既存の小指掛けはそのままで、新たに指掛けを追加してしまう方法です。
前者はやや斜めに指掛けが付きますが後者は真横に付きます。
どちらがいいかは好みになりますがどちらも効果は高いです。
これにより指の短いキッズや浅く手を入れたい方は指掛けに指が届くのでパフォーマンスがアップします。
ワンオフ
では実際に指掛けを付けていきましょう。
今回は少年用グラブへの加工なので少し小さめのパーツを取り付けます。
この指掛け追加カスタムで一番重要なポイントは手を入れる人の指又に当たってはダメだという事です。
手を入れた時に「まだ奥に指を入れたいのに追加した指掛けのせいでこれ以上イカンガー」
というパターンが最悪中の最悪なのであります。
指が入らないわ、不快だわではやってる意味がありません。
この指又に革が当たる感触の不快な事といったら、例えるならブリーフのヘリが股に食い込むくらいの勢いなのであります。
まぁ、私はボクサータイプなので関係ありませんが(^v^)
なんのこっちゃ!
という事で長年の勘でサイズを決めますがこの時が一番神経を使います。
で、パーツを切り出したら本体を加工します。
まず、位置決めをしたら表と裏に切り込みを入れます。
この時の注意点として表と裏では切り込みの位置が違うという事です。
なので皮紐などを間に挟んで表から裏まで貫通しないよう養生してから作業します。
切り込みが入ったら実際にパーツをはめ込みます。
背面側に結び目を付けたら反対側の革を引っ張って丁度いい”輪っか”を作ってやります。
この時に自分の指又に革が食い込まないかチェックし少しでも当たるようなら再度革を外してサイズ調整します。
今回は特にキッズの手を想像しながらなので少々難しかったです。
で、丁度いいところで革をカットし端のところを本体の紐で共締めにします。
ミシンでダダダダダと縫うパターンもありますが違和感があった場合にすぐ取り外し出来るこちらの留め方を推奨します。
まとめ
仕上がり具合はこんな感じで使い勝手、見た目、ともにGOODです(^^)
何かグラブが手に合ってないような気がする、指が届かない、そんなキッズをお持ちのご父兄の方は一度ご相談下さい。
ちょっとした事でお子様のプレーが変わるかもしれませんよ。
それでは失礼いたします。
またお会いしましょう。
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