破れ修理&革紐交換
使い込んだグラブ
皆さんグラブ弄ってますか?
私は今日も弄ってますよ~(^^)b
さて、本日は使い込んでくたびれたグラブがどこまで蘇るのか?
ある意味、興味津々なグラブ修理をご紹介しようと思います。
ここまで使ってくれたらグラブも嬉しいでしょう、そして新たに命を吹き込むが如く渾身の修理テクが爆発する!
そんなグラブであります。
う~ん、久々の投稿なのでどんなタッチで文章を書いていたか忘れ気味ですね(^^;
徐々に感覚を思い出していきますので気長にお付き合いくださいませ。
う~ん、やはり変だ!
修理方法を考える
今回ご紹介のグラブはこちら
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-1.jpg)
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-2.jpg)
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-3.jpg)
ご覧の通りボールやグランドとの接触による破れが至る所に発生しています。
親指付け根、指股、指先、ヘリ革と破れていない所を探す方が難しい状況です。
果たしてどのようなアプローチで直していけばいいのか?
少々、考えなければいけませんね。
まずは作業しやすいように恒例の全バラシを行います。
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-7.jpg)
一見するとここまでやる必要があるのか?
と、思われがちですが作業性を考えると逆に全バラシの方が速く修理出来る事が多いです。
指先の破れを補修
まずは指先の修理を行います。
指先はハミ出しを外して本当のバラバラにでもしない限りミシンでの修理は無理なので裏から当て革をしてボンドでの補修を行います。
まずはこんな当て革を作ります。
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-11.jpg)
これを指先の裏側に挿入し
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-12.jpg)
ボンドでしっかりと貼り付けます。
するとこんな感じになります。
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-13.jpg)
ボンドで補修しているだけですが結構頑丈にくっつきますのでやらないよりはやった方が百倍良いと思います。
当て革をしなくても革と革をボンドで接着するだけで大分違いますのでやってみてください。
ポケットの破れを縫う
指先のややこしい部分が補修出来ましたので次は得意のポケット部分の修理に取り掛かります。
破れは3か所
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![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-8.jpg)
親指付け根と人差し指腹と指股です。
確かに指股は難しい部位ですが全紐バラシ状態なので当て革をして八方ミシンでジャジャジャジャジャ~っと縫えばぁ~
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-15.jpg)
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-14.jpg)
破れ修理の完成です。
今回の修理でも感じましたがやはりサーボモーターの威力は凄いです。
1800w強力モーター(計算上)なので針の貫通力が半端ないです。
今までの手回しではグッと余計な力が入って狙い通りの位置に針が落ちなかったりしましたがそんな事は皆無だしどんなに硬い部分だろうがお構いなしでバッスンバッスンいってくれます。
しかも低速で!
あ~早く買ってりゃ良かったぁ~!
と本気で思います(^^)
まとめ
最後に指出し部分のヘリ革と革紐交換をしたら修理完成です。
ちなみにヘリ革は人差し指に優しい「巻いただけ」バージョンにしました。
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-16.jpg)
全てのグラブがこれでいいんじゃないかと思う指触りの良さです。
細かいネタですがヨレヨレになって丸まった指掛けは熱いお湯をかけて伸ばしてやると癖が取れてまた真っすぐになりますのでお試しあれ。
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-17.jpg)
最終仕上がり画像はこんな感じです。
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-18.jpg)
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-19.jpg)
![](https://teragami.com/hosomichi/wp-content/uploads/2019/01/miyoryo-20.jpg)
すっかり蘇りましたね。
この後目立つ縫い糸を黒土でエイジング加工して完成です。
赤ステッチで縫うのが正解だったかな(^^;
難しいところです。
皆様もグラブがくたびれてるなと感じたら私甘艸までご一報ください。
必ずやご期待に応えてみせましょう!
ご清聴ありがとうございました。
またお会いしましょう。
ディスカッション
コメント一覧
いつもブログやYouTube楽しませてもらっております。
現在、グローブを製作しているのですが、革を縫い合わせて表に返そうと思ったら、革が厚すぎるのか上手くできません。何か良いアドバイスがあればいただきたいです。よろしくお願いします。
先の丸い棒のような物を立てて指先を当ててグイっと裏返すといいですよ。よろしくお願いします。